今朝の「ラジオ深夜便」明日へことばは、「極楽征夷大将軍」で直木賞を受賞した垣根涼介さん…
「やる気なし 使命感なし 執着なし なぜこんな人間が天下を獲れてしまったのか?」の謎解き小説「極楽征夷大将軍」の主人公足利尊氏の生き様から、現代社会が求めるリーダー像を考える…って展開
それにしても、垣根涼介さんが描く足利尊氏…どうにも残念なお人柄
「特になりたいものも欲しいものもないから、努力もなにもしないんです。現状にふわふわ浮いているだけで満足しているんで、まあ、本当、ダメ人間です」
「彼に意見はない、でも彼は意見を吸い上げることができるし、『何々すべき』とか『これは絶対悪だ』っていう判断を一切しない人」
「政治的な意図があって、動いているわけではなくて…。」
だが、
「このダメ人間が、今までの朝廷史上最強のキャラを持つ後醍醐天皇を下したりとか、恐らく武将として、日本一有名で優秀で精錬であった、楠木正成を破ったりとか、鎌倉武士の典型である新田義貞も打ちのめしてしまう。」
つまり、無色透明の誰からも可もなく不可もなく好かれる彼の周囲にいる野望を持つ人々が、よってたかって彼を祭り上げていった…っていうのが垣根涼介さんが描く足利尊氏像ということらしい…
ふと、いろんなところから散々言われるんだけど、それでも、なんだかんだと隙間をかいくぐって生き延びていく話題の首相の生き方は、変動するこの時代に求められるリーダー像なのかもしれない…
これ、大河になるかも…
ハロウィンジャンボは、めでたく4等当せん…
なので、ちょっと読んでみるかぁ…「極楽征夷大将軍」