「風になりたい」60代は第2思春期

人生カウントアップ!さていくつまで数えられるか!?

”気持ちイイー”朝からはしゃぐ蝉の声…

今日も容赦なく照りつける太陽光…

ベランダで一服のジジイは、萎えるばかりだが、蝉たちはあっちこっちで羽を震わせ、”俺たちの夏”を主張されとります…

あれは、なんかの漫画だったかねぇ…蝉に転成した主人公が、暗闇での幼虫時代を終わり、地上に出てきて、太陽の光を浴びた瞬間に”気持ちイイーーー”と叫びながら、木に留まり羽音を立ててるシーンを思い出した…あのやかましいほどの蝉の羽音…あれは彼らの喜びの雄叫びだったっていう話…

そう思うと、蝉の羽音が”気持ちイイーーー”に聞こえてくる

長い地中暮らしを終え、地上で喜びの羽音を立てた後、生命として子孫を残す営みをなし終えた後、命絶える…

”この地球に生きる生命として、これ以上の意味はあるのか?”

そう言われてるようではあるのだが…

 

”人間界には、それだけでは片づかない邪念妄想があってね…”

”それを否定してしまうとなかなか生きづらいところがあるんよぉ”

”君たちには理解してもらえないんだろうけどね”

などと、つぶやいてみるが、言葉は、蝉の羽音にかき消され消えてった…

蝉の潔さに感じてる場合ではない…

こちらはこちらで、生きていくための営みを…

買いだし行ってこよ…