”絶望”…
この言葉、どうも”坂本龍馬”には、すんなり結びつかない…
そんなもんだから、”龍馬好きぃー”って言う人もいれば、”あの野郎格好つけやがって”と反感を持つ者もいて…
そんな自分をよくわかってる”龍馬”さんだから、自分で長生きするとは、もちろん思ってなかった…
激動の時代を生きた”坂本龍馬”…おそらく”絶望”なんぞしておる暇もなかったのではあるまいか…
動けば、次々の壁を立てられ、止まれば、その壁に取り囲まれ万事休す…
わずかな隙間を見逃さず、壁を立てられる前にすり抜けていく…
そうして、やっとたどり着いた”大政奉還”…
そして迎えたあの日…
後ろから切りつけた者に、彼は何を思っただろう…
「何とんちんかんなことやってんだよ…」
「もう俺たちが、時代を動かしちまったよ…」
「いい加減に、前を向いて生きな…」
なーんてね…
それでは、お休みなさいまし…