「風になりたい」60代は第2思春期

人生カウントアップ!さていくつまで数えられるか!?

気温は17℃…空にはくっきり月と土星…

もう、Tシャツとハーフパンツでの配達には、無理のある気温になってきました…
ちょっと前まで暑い暑いと言ってたのがウソのよう…まあ人間かようそのようにその都度、ぶつくさ言いながらも、ちゃっかり生きていくもんだなと、ブログを読み返しながら、つくづく思う…
配達を終え、すっかり日の出の遅くなった未明の空には、月が…
側に一際明るい星を従え、煌々と照り輝いています…どうやら土星らしい…土星って、こんなに明るかったかねぇ…
あれは、中学の時だったか…
いきなり生活ノートというものが配られて、
「これを、毎日書いて、朝の会が終わったら班で集めて提出すること…」という御達しが下った…
「明日の時間割だけでもいいんですか?」というと
「それだけじゃ、おえんぞ…その日あったこと、思ったこと、なんでもええ、書いておきなさい…」と、担任はおっしゃった…
ええっ…担任と交換日記かよ…
ほとんど気が乗らない自分だったが、隣の女子は、目をキラキラさせて、担任を見つめておった…
で、話が長くなったが、いつぞや生活ノートに書くことがないので、「今日は星がきれいだ…」って書いたんだな…すると、担任のコメントが「ロマンチックですね…」
これには随分戸惑った…いつも小言しかいただけない担任から、ロマンチック…それに、「で・す・ね」の丁寧語…こらえてくれぇ…
なんだか全身むず痒くなったのを覚えてる…が、ちょうどその頃から、木星のしま縞模様や土星の輪っかを、一度みてみたいものだと夜空を見上げては、思うようになっていた…
完全なる現実逃避…ただ勉強ってものがめんどくさかった…
ただ、この現実逃避は、ついに小遣い貯めて、天体望遠鏡を買うところまでいってしまった…
残念なのは、安物の天体望遠鏡では、土星の輪っかまで、くっきりと見ることはデキナイということを知らなかった無知…
とまあ、自分の生活ノートの思い出は、こんなもんだが、隣の女子の生活ノートには、びっしりと文字が綴られ続けた…
「よう、そんなに書くことあるなぁ…」って言ったら、「ちょっと見んでよぉ」って、あっさり怒られた…
生活ノートが、確実に生活の糧になってるもんもおるんじゃなぁ…と思って、自分がまた情けなくもなり、煌々と輝く月と土星を見ていた第一思春期…
第二思春期の空には、あの頃と同じ月と土星…何にも変わってねえなぁ…ああ、秋だねぇ