一体この5年間、何をやってきたんだろう…
もちろん、年金フル支給の65歳までどうやって生活をつなぐか…てのが主命題だったことには変わりはないが、はっきりと”これ”をやらなければなんて、言葉にしたことはなかったんだが、副命題として”リタイア後の夫婦の関係性の再構築”ってやつがあった…
親世代の関係性を見てて、リタイア後は、「”過度の依存”は避けなければならない…」と思ってた…だから、意外と真剣にやってきたような…
まず、家の中で自立した存在になること…そして、そこで生まれる領有権問題の克服…
相方が、仕事を辞めるまでの2年間のうちに、違和感なく自立して活動できる空間を確固たるものにする…
キッチンを我が活動範囲として組み込む…冷蔵庫の使用権を獲得する…
今、振り返れば、この取り組みはにリタイア後の生活にとって、大きかったような気がする…
不思議なもんで、自分で料理を始めたら、今まで好きとか嫌いとか言って、偏った食生活になってたもんが、途端に栄養バランスなるものを考え始めたりした…
まっ、これは退職前の病の影響もあるが…
で、お互いの距離感の試行錯誤…やっていくうちに気づいた…
二人いっしょに使おうとするから、問題が生じるんで、生活時間帯をずらせばいいだけの話だ…
この問題を解決してくれたのが、退職してから始めた新聞配達だった…お互い無理せず一日の活動開始時間が6時間ずれることになる…これで領有権問題などはなくなってしまう…
毎日の小遣いとほどよい時間差を生み出す新聞配達…
なんとありがたいものであることか…
振り返ってみれば、なんかええ感じやん…