「風になりたい」60代は第2思春期

人生カウントアップ!さていくつまで数えられるか!?

秋彼岸 老いのぼやきを 墓に置き…

お盆から一ヶ月、日の傾きは変わったが、この蒸し暑さは相変わらず…

朝から薄い雲が空を覆い、気分も下がるが、墓に眠るせっかちな先代先々代の女性陣だから、墓参りは早くてもよいだろう…ということで、まだほの暗い中、空のペットボトル3本に水を入れ墓参りの準備…をしてるところで、ふと、思った…

「あれ、水筒、どこ置いただろう…」

水を入れる手を止め、周りを見渡すが、ない…

ああ…また出たな、そこにあるはずのものがない症候群…

「参ったな…」

家の中を探してみたが、どこにもない…再び外に出て、庭を探すが、やはりない…

そうこうしてる間に、夜が明けていく…

お盆の時のように車を止める場所が埋まってるのはイヤなので、水筒捜索は止めて、出発することに…

そう切り替えて、車のドアを開けると…

なんと座席に水筒が…

今日は、すんなり車を置けて、無事墓参り終了…

 

それにしても、そこにあるはずのものがない…あっても、そこに置いた記憶がない…

っていうのは、なんだか気持ちが悪い…

墓の前で手を合わせ、老いのぼやきを、念仏に載せて散々愚痴って、帰ってきたのでした…