「風になりたい」60代は第2思春期

人生カウントアップ!さていくつまで数えられるか!?

最近ハマってます…「万葉集」がリアルに蘇る

You Tube徘徊してるうちに、福永晋三さんのチャンネルに出会い、ハマってしまいました…
ちょっとチャンネルの紹介から引用させてもらいます…
「倭歌が解き明かす古代史」を標榜し、倭歌から古代史を見直すという手法を展開しています。古事記日本書紀万葉集もすべて豊国で作られ、豊国の風景が詠われ、豊国(ヤマト王朝)の歴史が綴られていると主張しています…
最初、よくある妄想古代史か?などと思っていたのですが、あまりの面白さに視聴を繰り返す度に、その手法の確かさに、感服…
何よりも、今つけられている万葉集の注釈では、どうもスッキリしなかったものが、はっきりとその風景とともに蘇ってくるのが、たまらない…こりゃ、ヘタな推理小説読むより数倍面白い…こんなこと書くと、怒られそうですが…

そもそも、おかしいなぁ…とは、昔から思ってたんですよ…
「大和には群山あれど…海原は鴎立ち立つ…」
大和に海はねえし…
「鯨取り近江の海を沖放けて…」
なんで、琵琶湖にクジラがおるん?
これが、古代遠賀湾という失われた場所が与えられることにより、その風景と心情がリアルに蘇ってくる面白さ…最高です
あと、今、一番のお気に入り解釈は、1番歌…
雄略天皇が若い娘を前に、必要以上にいきがってるあの歌…なんだかねぇ…がっかりさせられるあの歌を、福永さんが読むと、こうなります…
まず、これは神武天皇と大物主の血を引く娘との応酬の歌…ちなみに、大物主といえば、倭迹迹日百襲姫命ですよ…あの卑弥呼かもと言われてる姫…
次に神武は大物主が鎮座する国にやってきた侵略者…
で、こうなる…
「お前、かわいいなぁ…家と名前、教えてくんない?」
こんな軽い問いかけに、大物主の血を引くプライド高き娘は…
「はぁ、ここは昔から大物主の国…この国は、私が治めとんじゃ…どこからやってきたんか知らんが、お前こそ、家と名前を名乗らんかぁ」
と返した歌になる…
超スッキリ…
大物主…鉄を握る…鉄がなければ戦ができん
この娘、なんの根拠もなく強気に出たのではない…
圧巻は、乙巳の変から白村江の戦いを経て、壬申の乱
ただ、額田王の歌の解釈にはまだ出会ってません…ここ、、聞きたいもんです…どうか先生、よろしくお願いします…